
並列分散処理とは?

DXママ
あいちゃん、最近ネットショッピングとかよく使ってる?

あいちゃん
うん!アプリからポチポチ注文してるよ。セール時もめっちゃ早く注文できるし、便利!

DXママ
大人気セールの時、何万人も同時にアクセスしても、サイトが落ちなくてすごいと思わない?それって「並列分散処理」という技術のおかげなんだよ。

あいちゃん
へぇ!並列分散処理ってなに?難しそう...

DXママ
簡単に言うと「一人でやると時間かかる仕事を、複数の人で分担して同時にやる」みたいなもの。例えば、お弁当作りを想像してみて?

あいちゃん
お弁当?

DXママ
そう。一人だと「ご飯を炊いて→おかずを作って→詰めて→片付けて」と順番にやるから時間かかるでしょ。でも家族みんなで「ママはご飯担当、パパはおかず担当、あいちゃんは盛り付け担当」って分担すれば、同時進行で早く終わるよね。

あいちゃん
なるほど!みんなで分担して同時にやるから早いんだね。じゃあコンピューターも複数台で分担してるの?

DXママ
そうそう!大きなショッピングサイトは何台もコンピューターを使ってるの。「この子はログイン処理担当」「この子は商品検索担当」「この子は決済処理担当」って感じで分散させてる。だから何万人が同時にアクセスしても大丈夫なんだよ。

あいちゃん
すごい!私のスマホでもそういうの使われてるの?

DXママ
もちろん!最近のスマホは中に複数の小さなCPUが入ってて、「この子は通話担当」「この子はアプリ担当」「この子はカメラ担当」って分担してるから、同時にいろんなことができるんだよ。

あいちゃん
へぇ〜!だからLINEしながら動画も見れるんだね。並列分散処理ってすごい!
並列分散処理のまとめ
並列分散処理とは、複数のコンピューターやプロセッサー(CPUなど)を使って、大きな処理を分割し同時に実行する技術です。この技術によって処理速度の向上や、大量のユーザーリクエストに対応できるシステムの構築が可能になります。
- 並列処理:複数のプロセッサーで同時に処理を行う方法
- 分散処理:処理を複数のコンピューターに分散させて行う方法
- 並列分散処理のメリット
- 処理時間の短縮:複数のコンピューターで同時に処理するため高速
- システムの安定性向上:一部が故障しても全体は動き続ける
- 拡張性の確保:必要に応じてコンピューターを追加できる
- コスト効率:高価な超高性能コンピューター1台より、普通のコンピューターを複数台使う方が安価な場合も
- 身近な並列分散処理の例
- クラウドサービス(AmazonやGoogleなどの大規模サイト)
- 検索エンジン(Googleなど)
- 動画ストリーミングサービス(NetflixやYouTubeなど)
- スマートフォン(マルチコアプロセッサによる並列処理)
- ビッグデータ解析(Hadoopなどの分散処理フレームワーク)
現代のデジタル社会では、膨大なデータ処理や多数のユーザーからのアクセスに対応するため、並列分散処理は欠かせない技術となっています。今後のAI技術や IoT (モノのインターネット)の発展に伴い、さらに重要性が増していくでしょう。