
DXママ
あいちゃん、最近「MaaS」って言葉聞いたことある?

あいちゃん
ん?マース?なにそれ、新しいアプリ?

DXママ
アプリに近いけど違うよ!MaaSは「Mobility as a Service」の略なんだ。簡単に言うと、バスや電車、タクシー、シェアサイクルなど、いろんな交通手段を1つのサービスとしてまとめちゃおう!って考え方。

あいちゃん
ふーん、でもそれってなんか便利なの?

DXママ
めっちゃ便利!例えば、アプリ一つで行き先を入れると、電車とバスの乗り継ぎ、それからレンタサイクルまで全部まとめて検索、予約、支払いができちゃうの。まるで移動のサブスクみたいな感じ!

あいちゃん
なるほど!交通系ICカードとかナビアプリとは違うんだね?

DXママ
そうそう!ICカードは支払いだけ、ナビは経路検索だけだけど、MaaSはそれら全部をひとつにまとめるんだ。フィンランドのWhimってサービスが有名で、月額料金を払うと、都市内の交通機関が乗り放題になるプランもあるよ。

あいちゃん
へー!日本でもやってるの?
MaaSについてのまとめ
MaaS(Mobility as a Service)とは、さまざまな交通手段をひとつのサービスとして統合し、シームレスな移動体験を提供する新しい概念です。以下にその特徴をまとめます。
- 定義:Mobility as a Service(移動をサービスとして提供する)の略称で、複数の交通手段を一元的に利用できるようにするサービス
- 特徴:
- 経路検索、予約、決済までをワンストップで実現
- 電車、バス、タクシー、カーシェア、シェアサイクルなど異なる交通手段を統合
- サブスクリプション形式(定額制)のビジネスモデルも
- メリット:
- 利用者にとって:移動の利便性向上、シームレスな乗り継ぎ実現
- 社会にとって:交通の最適化、渋滞緩和、環境負荷軽減
- 地方にとって:交通弱者の移動手段確保、観光促進
- 世界の事例:
- フィンランド「Whim」:世界初の本格的MaaSサービス
- スウェーデン「UbiGo」:家族単位でサブスクリプション契約可能
- 日本の取り組み:
- 「MY ROUTE」(トヨタ・西日本鉄道):福岡市や東京都心部で実証実験
- 「MaaS Japan」:鉄道会社やタクシー会社など30社以上が参画
- 観光型MaaS:伊豆エリア「Izuko」、京都「WESTER」など
- 今後の展望:
- 自動運転技術との連携
- 地方での交通課題解決ツールとしての活用
- データ活用による交通最適化、まちづくりへの応用
MaaSは単なるアプリではなく、移動に関する考え方そのものを変革する概念です。今後のDX(デジタルトランスフォーメーション)が進む社会において、重要な役割を果たすことが期待されています。